神調整トゲキッス【S8使用構築 最終3290位】
シーズン終盤の最高順位は300位ぐらいだったのですが、最終日に大きく順位を落としてしまい、3290位という結果に終わりました。目標としていた3桁順位を達成することができず本当に悔しいですが、構築記事を書いてみたかったので記念に書きます。今シーズンも相棒のトゲキッスと共に戦えて良かったです。自分で考えたトゲキッスの調整がマジで天才だと思っているのでそこを見ていただけると幸いです。
使用した構築↓
TN ひなた 145勝115敗
最終3290位
【個体解説】
カバルドン@オボンの実
性格:腕白
努力値:HB252 D4
特性:砂起こし
元々はエースバーン等に対して後投げから欠伸で流せるようにアッキの実を持たせていたのですが、ミミッキュに譲ったためオボンに変更しました。一応このパーティのコンセプトとしては、カバルドンのあくびステロで場を荒らしてからトゲキッスを通すといった感じです。積極的に初手出ししたいポケモンでしたが、相手が初手カバルドン読みしてくる前提で選出を考えていたので初手に出すことはあまり無かったです。物理に対して後投げしてステロ撒いてからの欠伸ループはめちゃくちゃ強かったです。吹き飛ばしが無いためラムキッス等には要注意。
ラス1カバルドン対スカーフ悪ウーラオスで、怠ける連打で暗黒強打のppを枯らして悪あがきの反動で倒した時はなんかめっちゃ気持ち良かった。
トゲキッス@するどいくちばし
性格:控えめ
S204 (一加速でエースバーン抜き)
C132 (臆病252振りと同じ火力、ダイジェットでダイマエースバーン確2)
H164 B4 D4
(陽気珠エースバーンのダイジェット+キョダイカキュウ最高乱数以外耐え)
特性:天の恵み
自慢の耐久振りキッス。この神調整はマジで流行っても良いと思います。バ◯ビー辺りが動画で紹介したら本当に流行りそう。
この調整なら、汎用性もありつつ大体のエースバーンに勝てます(アイアンヘッド持ちは無理)。使用率トップ2のエースバーン、ゴリランダー両方に勝てると考えるとめっちゃ強い。
対エースバーン以外でも耐久振りが活きた場面はとても多かったですが、もちろん素早さを落としたことによる弊害も結構ありました。(一加速でドラパルトやスカーフパッチラゴンを抜けない)
ですが今は超エースバーン環境なので、エースバーン入りにも積極的に選出できるこの調整はとても使いやすかったです。
今更ですが、こいつのエアスラは本当に凶悪ですね。素早ささえ上回っていれば無限の勝ち筋を生めます。
悪巧みから強引に崩しに行くことも可能で本当にハイスペックなポケモンだと感じます。
ちなみにニックネームは、「エスバしばく」。
性格:控えめ
努力値: HC252 D4(ダウンロード対策)
特性:浮遊
オーバーヒート/放電/ボルトチェンジ/悪の波動
相手のトゲキッスがかなり重かったので採用。(火ロトムはトゲキッスの技をほぼ全て半減で受けれる)
対トゲキッスの他に、リザードンのダイマターン枯らしでとても活躍してくれました。カバルドンを入れてるせいか、初手にリザードンを投げてダイマしてくる人がとても多く、それに対して火ロトムの後投げが安定しました。
性格:陽気
努力値: AS252 H4
特性:ふかしのこぶし
ポリゴン2の選出を抑制できる格闘タイプ、また襷カウンター要因が欲しかったので採用。
使ってみた感想としては目の前の相手を水流連打とインファイトで適当に殴るのがシンプルに強いなと思いました。襷を持たせているためとても初手に出しやすいポケモンでした。一見不利なゴリランダー相手でも相手がカウンターをケアせずに草技を打ってきた場合は勝てます。
ただ、襷カウンターがめちゃくちゃ警戒される点と、ドラパルトにまともな打点が無いのが辛い点でした。
ミミッキュ @アッキの実
性格:意地っ張り
努力値: HA252 B4
特性:化けの皮
じゃれつく/影打ち/ドレインパンチ/剣の舞
最強ポケモン。
ギャラドスがとても重かったためギルガルドを解雇してアッキミミッキュを採用しました。技構成はテンプレの上記4つをそのまま使用しました。ドレインパンチの枠をゴーストダイブorシャドークローにしたかったのですが、ポリゴン2への打点が欲しかったのとダイナックルのA上昇が優秀な点からドレインパンチを採用しました。
エースバーンとゴリランダーのキョダイマックス解禁で多少動かしづらくなりましたが、それでも強い。切り返し要因として本当に優秀で、例えば悪巧みとダイジェットを積んで全抜き体制に入ったトゲキッスに対して、剣の舞→ダイウォール→ダイフェアリーと動けば簡単に切り返しが効きます。採用時に期待していた通り、ギャラドス等のストッパーとして大活躍してくれました。
ゴリランダー@きせきのタネ
性格:意地っ張り
努力値:HA252 B4
特性:グラスメイカー
グラススライダー/ウッドハンマー/はたき落とす/守る
元々はこだわり鉢巻で使っていたのですが、技の打ち分けができなくて困った場面が多々あったため命の珠に変更しました。しかし、草技を多用する上に珠の反動ダメージが結構痛かったので、きせきのタネ(草技の威力1.2倍)に変更しました。
技構成としては、ゴリランダーには珍しい守るを採用しています。ゴリランダーのサブウェポンとしては、馬鹿力、10万馬力、とんぼ返りなどがありますが、どれも打ちたい相手があまりいなかったので、下手に技範囲を広げるよりは器用に動けるように補助技があった方が強いのではないかと思い守るの採用に至りました。
ゴリランダーの弱い点は、ダイジェット勢にワンパンされてしまうことなので、ダイマターン枯らしに有効な守るは結構便利でした。他には、ラプラスの壁ターンやトリルターンを消費させる手段としても優秀でした。
ただ、ゴリランダーミラーで打点がないのがとてもキツかったので、普通にとんぼ返りとか入れた方が良かったかもしれません…
【戦い方】
選出を考える際は、当たり前のことですが相手のポケモンを極力全てケアできるように意識していました。(○○一体でパーティが崩壊する!といった選出は避けるということ)
しかし、相手のポケモン全てをケアできる選出というのは難しく、自分の思考力と構築を組む力が甘かったのかなと思っています。
正直この構築が対面構築なのかサイクル構築なのか自分でも分からないし、そもそも構築のコンセプトやポケモンの採用理由が明確で無いのでその辺りは自分の実力不足だったと感じます。
選出を考えたり、対戦を行う際に自分の中でいくつか決まり事があったので列記しておきます。
・ラプラス入りは高確率で初手に出てくるのでウーラオスを合わせる
・ギャラドス、パッチラゴン入りにはミミッキュを積極的に投げる
・火ロトムがいるにも関わらずトゲキッスを出してくる人は、裏にドリュウズがいることがとても多かったので、火ロトムとキッスの対面でオーバーヒートを打つと気持ち良くなれる。
・基本的には有利対面を作ってもリスキーな交代読みはせず目の前の相手に通る技を選択することを心がけていました。(↑「火ロトムがいるにも関わらず〜」と矛盾していますが、交代読みを通さないと苦しい場面や交代読みをする余裕がある(相手が居座ってきても問題無い)場面では例外です。)
【重かったポケモン】
アホみたいに硬い癖に火力も高い、強すぎる。トライアタックや放電の状態異常運ゲーも不快だったし、特にHDポリ2に後投げからキッスのダイマターンを枯らされるのが本当に辛かった。
ポリ2から自己再生没収してください。
・ゴリランダー、エースバーン
ギャラドス等を意識してミミッキュを投げると今度はこいつらが重くなった。しかし、相棒の神調整キッスならこいつら両方に勝てるので、トゲキッスをもっと積極的に選出すれば良かったと感じた。トゲキッスの選出率は結構高かったが、パッチラゴン等に怯えて選出できなかった試合が多かった。相棒なのだからもっと信頼してあげるべきだったと反省しています。
重かったポケモンは他にも多々いますが書き出したらキリが無いので割愛
【最後に】
いつもは5000〜10000位ぐらいで終わることが多かったですが、今シーズンは比較的良い結果に終わりました。しかし、最終日に2000位以上順位を落としてしまったのが本当に悔しいです。8月シーズンも3桁順位を目標に頑張りたいと思います。構築もガラッと変える予定です。
私考案のトゲキッスの調整はいかがだったでしょうか。この記事の1番の見所はトゲキッスの神調整だと思っているので、真似したいと思った方が一人でもいてくれたらとても嬉しいです。
対戦して頂いた方や、最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。