[はじめに]
今期は、目標としていた「最終3桁順位」を初めて達成することができました。
大胆かつ強力な構築が出来たと自負しているので、記事に残したいと思います。
ぽけふぁん様の上位記事まとめに記事を載せて頂くことが夢だったので、とても嬉しいです。
※この構築は、シーズン2で最終29位の結果を残したコロナさんの構築を参考に自分なりにアレンジしたものです。(コロナさんからは記事を書く許可を得ました。)
参考元→(https://korokorokoro.hatenablog.com/entry/2020/02/01/210841)
※2021/3/23追記 諸事情により、記事のレイアウトを改善し読みやすくしました。
[使用した構築]
[順位]
[メインROM]
TNひなた 92勝50敗 最終536位
[サブROM]
TNミユキ 63勝29敗 最終1002位
サブROMはビギナー級から始めましたが、なんと19勝1敗でマスターボール級に到達しました。ガンガン殴ってゴリ押すことしか考えていない構築のため試合時間がとても短く、本当に3時間ぐらいでマスター到達出来ました笑
[構築コンセプト]
キッス、カバ、ポリ2、エスバの4体から通りの良い一体を選び、初手ダイマックスで暴れる
→相手のダイマックスに対してトリルミミッキュで切り返し、鉢巻ウオノラゴンの超火力で残りを一掃する
[個体解説]
初手ダイマ要員その1、かつ相棒枠。
今期は、他のポケモンと持ち物を奪い合うことなく火力アップを図れる強運ピントレンズ型で使用しました。
この構築でとても重い、ゴリランダーとウーラオスに対して強く出れる点が優秀でした。
シーズン中盤までは、「エアスラ/マジシャ/放射/草結び」の技構成で使用していましたが、選出できる機会があまり無かったので、技構成を再検討しました。
まず、エアスラと炎技は確定、初手カバルドン読みで出てくる水タイプに刺さる草技も外したくない、火ロトムのせいで選出できなかった試合が多かった、という理由から、思い切ってマジカルシャインを切って、火ロトムを誘って殺せる原子の力(ダイロック)を採用しました。
実際の所、マジカルシャインを切って困った場面はあまり無かったですが、原子の力を打つ場面もあまり無かったので、一長一短だと思います。
また、調整についてですが、同族意識、1加速でドラパルトを抜きたいという理由から臆病最速にしましたが、火力を最大限伸ばせる「控えめ」での採用も大いにありだと思います。
50%とはいえ急所を引きまくるとなんか申し訳ない気持ちになるが、全然急所に当てないとイライラする、そんなポケモン。
ちなみに、初手キッスウーラオス対面でダイバーンを押すとなぜかジバコイルが死にます。
この構築の核、そしてMVP。化け物。
後述のミミッキュのトリックルームから展開する事で無類の強さを発揮します。
こいつの先制エラがみの火力は本当に狂ってます。ダイマエースバーンを等倍でもワンパン、H252振り程度のポリゴン2もワンパンできます。(HB特化でも8割ぐらい削れる)
さらに、選出画面での圧力も凄く、カバルドン、リザードン、珠エースバーンを初手に投げてくる人はほぼいなかった。
しかし、トリルウオノラゴンを通す上でとても重いポケモンがいます。ゴリランダーです。(トリルを展開してもグラスラで先制されてしまう)
そこで、ゴリランダーピンポイントメタで、「吸血」を採用しました。
グラスラで先制されても吸血でゴッソリ削りつつ回復できるので、このおかげで対ゴリランダーは少し楽になりました。
また、ダイウォールの媒体となる技として「守る」を採用しています。
守ると交代を上手く絡めることでダイマターンやトリルターンを枯らしたり、呪いダメを蓄積させたりと補助技の中では守るが最も使いやすいと思います。
また、「トリル下で運用するなら素早さに下降補正を掛けた方が良いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ポリゴン2等の低速ポケモンを素で上回りたいためあえて意地っ張りで使用しました。
初手ダイマ要員でポリゴン2を突破できそうにない時は直接ウオノラゴンに引いて対処していたので、この調整にして正解だったと思います。
耐久も結構あり、エースバーンの珠ダイジェットを7割程度のダメージに抑えることができます。
選出率ほぼ100%
初手ダイマ要員その2、そしてこの構築のいわゆる地雷枠。
カバルドンをアタッカーで使う人はほぼいないため、奇襲性能がとてつもなく高い。使っててめっちゃ楽しかった。
技構成は、炎のキバ、馬鹿力なども試しましたが、最終的には上記4つに落ち着きました。
初手ダイマ構築は読まれると弱いので、カバルドン+ポリゴン2と並べることで受け回しっぽく見せる事ができる点も優秀でした。
持ち物は、絶対ケアされない「弱点保険」にしました。この構築は初手に水ウーラオスをとても呼ぶので、カバルドンを合わせて弱保の起点にしまくっていました。砂ダメでタスキ潰せるのが偉すぎる。
アタッカーカバを実際に使うと、アタッカーカバが少ない理由がなんとなく分かりました。地震以外技の威力が低すぎるため、どうしてもダイマ前提の運用になってしまう点が扱いづらいと感じました。
逆にいえば、ダイマ前提で使えるように構築を組めば十分すぎる活躍が見込めるはずです。
調整意図: S…同族意識 C…ぶっぱ HBD…余りを効率良く配分
初手ダイマ要員その3。
ダイアタックの威力を底上げするために「破壊光線」を採用しました。受けとして使う気は無いので自己再生は不要。
自身でトリルを貼りつつ遅めの素早さを活かしてトリルエースになれるのがとても優秀でした。
ミミッキュとセットでトリル要員が2体になるため、ポリゴン2を選出した試合はより柔軟な立ち回りができました。
ダウンロードでCを上げた時の火力は凄まじかったです。このポケモン、普通にアタッカーとしても優秀すぎる。
調整意図: 特に無し B<D
初手ダイマ要員その4。
高速高火力で全ての技をタイプ一致で打てる化け物を使わない手は無いと思い採用。
本当にただただ強くて、こいつ一体だけで壊滅させた試合も少なくなかったです。
思念の頭突きの採用理由は、ドヒドイデがあまりにも重かったのと、環境にいる多くのポケモンに等倍で通るからです。
アイアンヘッドもとても優秀でした。唯一の命中安定技、鋼タイプの強力な耐性が手に入る、ダイスチルのB上昇ととても使い勝手の良い技でした。
ただ、耐久に厚く振った威嚇ギャラで止められてしまう事が多かったため、カウンターケアにもなる「エレキボール」が欲しい場面も多々ありました。
最強のストッパー兼切り返し要員。第2のMVP。
相手のダイマターンをミミッキュで枯らしつつトリル呪いで展開し、鉢巻ウオノラゴンを降臨させる動きがマジで最強でした。
エースバーンやゴリランダーのキョダイマックス技、型破り勢の攻撃を耐えたいので、持ち物はタスキ一択。
調整については諸説あります。アタッカーとしても活用できるようにAにガッツリ振りましたが、後投げからトリルを展開できる範囲を増やすためにもっと耐久に厚く振るのもありだと思います。
化けの皮を盾になんやかんやできるため、選出して腐った試合はほぼなかったです。
選出率ほぼ100%
[選出パターン]
ミミノラゴンが最強すぎたので選出パターンはこれだけです。
すなわち、初手ダイマ要員を選ぶだけなので選出が楽チン♪
[立ち回り]
初手ダイマ→トリルミミッキュ→鉢巻ウオノラゴン の流れが基本
初手ダイマ要員は、相手を2体以上倒す、もしくは1体倒し、2体目にダイマックスを切らせることが目標。特に「相手にダイマックスを切らせる」ということが重要で、これに成功するとミミッキュでダイマターンを枯らしつつトリルを展開する動きがやりやすくなる。
ウオノラゴンはS種族値が75ありトリルエースに適した素早さとはいえない。そのため、遅いポケモン(ポリゴン2とか)をミミッキュを経由せずにウオノラゴンで処理し、その後ミミッキュに引いてトリルを貼りに行くなど柔軟に立ち回る必要がある。
[重かったポケモン]
・ゴリランダー
グラススライダーのせいでトリルが意味をなさない。ゴリラピンポイント意識で吸血を採用するぐらい重い。
地味にめっちゃ重い。エラがみは無効化され、初手ダイマ要員は欠伸で流される。トリトドンに関しては、トゲキッスの草結びで早々に処理することを意識していた。
・受け回し系全般
初手ダイマ要員と呪いとエラがみを上手く使ってゴリ押すしかない。
[最後に]
初手ダイマ構築、そしてトリル構築自体初めて使いましたが、自身の最高順位を大幅に更新できてとても嬉しいです。ポケモン対戦を始めて初めて上位といえる結果を残せたので、「初手ダイマミミノラゴン」構築は本当に強いと思います。
この構築の原案を生み出してくれたコロナさんには、尊敬&感謝です!最後まで読んで頂いた方、対戦して頂いた方もありがとうございました。