【使用構築】
【結果】
TNターボ 最終695位 レート1931 60勝31敗
【構築コンセプト】
・パオジアンの運ゲーとテラス択にできる限り付き合わない
・命中安定技で固めることで下振れない
・最低限サイクルを回しつつも対面的に殴り合える構築
【構築経緯】
①連撃ウーラオス@気合いの襷
つらら怯みや零度運ゲーを押し付けてくるパオジアンがあまりにも不快だったため、初手パオジアンに安定するポケモンを考えた。タスキ持ちの連撃ウーラオスであれば、対面性能が高い上にパオジアンの零度や電気、草テラスに対しても行動保証を持てるため構築の始点として採用。
②カイリュー@食べ残し
初手のウーラオスパオジアン対面で、パオジアンに電気、草テラスを切られると対面負けてしまうので、削れたパオジアンを確実に倒しきれるポケモンが欲しかった。
また、ウーラオスや後述のハバタクカミで相手にテラスを切らせてから神速でスイープする動きが強いと感じたためノマテラ龍舞神速カイリューを採用。
③ハバタクカミ@ブーストエナジー
3枠目に、対応範囲の広い最速ブーエナハバタクカミを採用し、初手ウーラオス+ハバタクカミ+カイリューを基本選出とした。
④サーフゴー@拘り眼鏡
ここまでで、ヘイラッシャ等の物理受けを崩すのが非常に厳しい。チオンジェン、ドヒドイデ、キノガッサ等の面倒な絡め手をまとめて対策でき、カイリューとも相性の良い崩し枠として眼鏡サーフゴーを採用。
⑤カバルドン@オボンの実
地面枠兼ステロ撒きとして最初はディンルーを採用していたが、ディンルー+カイリューの並びがテラス権の奪い合いになってしまい扱い辛く感じたので、テラス無しでも動かしやすく使い慣れていたカバルドンに変更。
⑥ガブリアス@ラムの実
ここまでで、ドヒドイデ絡みのサイクルやリククラゲの倒し方が分からなかった。崩し枠としてアーマーガア、モロバレル等にも強くテラス込みでハバタクカミやパオジアンとも撃ち合えるラム剣舞炎テラバガブリアスを採用。なお、受けループのヘイラッシャで普通に止まってしまうのでこの枠は諸説ある。
【個体紹介】
①連撃ウーラオス@気合いの襷
調整:176(4)-200(252)-120-×-80-149(252)
テラスタイプ:水
特性:不可視の拳
8割方初手に投げて場を荒らしていた。
パオジアンに対して安定するのが偉く、電気、草テラバーストで対面処理された場合も裏の神速カイリューで縛れるので問題無かった。
こっち視点はテラスを切らなくても撃ち合い性能を確保できるが、相手視点はテラスタルを使わざるを得ない対面が多く、「相手に先にテラスを吐かせる」という点で非常に強いポケモンだと感じた。
ゴツメ持ち全般がキツいのが難点だが、相手視点はどうしてもパンチグローブがチラつき、襷はあまり考慮されないように感じたのでとても動かしやすかった。
②ハバタクカミ@ブーストエナジー
調整:142(92)-×-90(116)-161(44)-156-205(252)
テラスタイプ:水
特性:こだいかっせい
ハバタク神。相手のカイリューに強く、こちらの龍舞カイリューの起点を作れる甘える痛み分け型で採用。正直な所最初は使い方がよく分からず苦戦したが、最終日に近づくにつれようやく使い方を理解でき活躍の機会が増えた。
相手のカミが重いので最速一択。ハバカミミラーで、相手がテラスした場合は裏のカイリューの神速が通り、テラスしなかった場合はシャドーボールが通るので、テラス択をあまり考慮することなくシャドーボールを選択できた。
甘える痛み分けでいやらしい立ち回りしつつ、圧倒的な素早さからムンフォシャドボで殴れる最高のポケモン。
③カイリュー@食べ残し
調整:195(228)-204(252)-116(4)-×-121(4)-103(20)
テラスタイプ:ノーマル
特性:マルチスケイル
技:神速/地震/竜の舞/羽休め
ノマテラ神速は先制技の割に火力高すぎだし、残飯+羽休めでゴリゴリ回復しながらマルスケ復活させるのもずるすぎる。最強すぎる故に、不意のゴーストテラスなどでメタられがちなポケモン。
こちらのウーラオスとハバタクカミを先に展開することで相手に先にテラスタルを切らせやすく、霊テラスに怯えることなく活躍できた試合が多かった。
ハバタクカミの「甘える」、カバルドンの「ステロあくび」、サーフゴーの「眼鏡トリック」といったカイリューの積み展開をサポートできる相棒が複数おり、全カイリューで一番強いと思っている残飯龍舞型を強く使える構築に仕上がったと自負している。
④カバルドン@オボンの実
調整:215(252)-132-152(4)-×-124(252)-67
テラスタイプ:鋼
特性:砂起こし
8世代からずっと同じ技構成で使用しているもはや相棒枠。
起点作成兼クッションのような役割で、相手のカイリューに対して「砂+ステロ+あくび」がとても強く、こちらのカイリューは砂ダメを残飯で帳消しにできるので動かしやすかった。
HDにここまで振ることでテツノツツミのドロポンを確定耐えするほど固くなり、ブーエナカミなどにも安定するのが偉かった。
初手置きはあまりしたくないので基本後発から展開するが、相手視点は初手カバを意識した選出をしなければいけないので相手の選出を縛る効果があったと思う。
⑤サーフゴー@拘り眼鏡
調整:181(148)-×-116(4)-196(204)-112(4)-123(148)
※臆病ハバタクカミのシャドーボール確定耐え、準速キノガッサ抜き
テラスタイプ:鋼
特性:黄金の体
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/10万ボルト/トリック
全サーフゴーの中で一番好きな拘り眼鏡型。
ヘイラッシャが非常に重くほぼ100%出されたので、ヘイラッシャに対して最大限負荷を掛けれる眼鏡型が最もマッチしていたと思う。
このポケモンを入れておくだけで面倒な絡め手をまとめて対策できるので、構築から外すことができなくなったかもしれない。
調整はレギュBの個体を流用したが、キノガッサを抜きたいのは変わらず耐久、火力も良い感じだったのでそのまま使用。
テラスタイプは諸説あるが、ハバタクカミ、パオジアン、チオンジェン等に強くなり、ゴールドラッシュで気持ちよくなれる鋼で採用。
⑥ガブリアス@ラムの実
調整:183-182(252)-116(4)-90-105-169(252)
テラスタイプ:炎
特性:鮫肌
技:地震/逆鱗/テラバースト/剣の舞
崩し枠。鬼火ウルガモスがかなり重いことにシーズン途中で気付いたが、それに対して強めなのも◎
ラムの実や炎テラスがあまり考慮されないので、たまにぶっ刺さって大活躍する試合もあった。
ヘイラッシャ入りの受けループは崩せないので、受けループへの対抗策をきちんと用意できなかったのは反省点。
【あとがき】
レギュDに入ってから自分なりに試行錯誤し色んな構築を試しましたが、やっと自分が納得できるような構築と結果を残すことができ本当に良かったです。
意図的に組んだ訳ではないですが、命中不安技がゼロで下振れ要素が少なく仕上がったのもお気に入りポイント。
来期以降もモチベがあればぼちぼちやっていこうかなと思います。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました!